トップへ戻る   東職HPへ戻る
独行法反対首都圏ネットワーク

☆1法人の下に6大学 道内国立単科大 再編案を報告 副学長懇
 . [he-forum 4040] 北海道新聞05/31
--------------------------------------------------------------

『北海道新聞』2002年5月31日付

1法人の下に6大学 道内国立単科大 再編案を報告 副学長懇


 【旭川】道内六つの国立単科大学の再編・統合構想について話し合う副学長
懇談会が三十日、旭川市内のホテルで開かれ、≪1≫一法人六単科大学連合≪
2≫各大学のキャンパスを残し、名称と個性を尊重する≪3≫共通する教育・
研究と事務業務の効率化を図る―など、これまでにない「北海道方式」を基本
方針とするワーキンググループの協議内容が報告された。

 同グループは副学長懇談会の下部組織。

 報告によると、「国立大学法人・北海道単科大学連合(仮称)」の下に六単
科大学を位置付ける。中央組織として「連合機構」を置き、研究教育に関する
基本戦略を立案、事務を一括して行う。

 教育システムでは、既存のセンター試験のほか、連合機構が学力試験を実施
して各大学が合否を判定、入学後は一定の審査に基づき、大学・学科間を移動
できる。教養教育では、各大学で共通の基礎科目を設け、他の単科大学で履修
した科目も単位認定する。

 懇談会後の会見で、議長役の山本真樹夫・小樽商大副学長は「六大学連合構
想はあくまで各大学の選択肢の一つ。それぞれの学内論議を拘束するものでは
ない」と強調。統合論議の結論を出す時期については「一切固まっていない」
とした。ワーキンググループは六月八日に再び会合を開く。

 旭医大、北見工大、室工大が統合論議に積極的な姿勢を見せている半面、小
樽商大、帯畜大、道教大は単独での存続や分校再編の問題を抱えており、先行
きは不透明だ。