☆<大学院審査>研究実績や将来構想で選考 COEプログラム
.[he-forum 4023](毎日新聞05/29
--------------------------------------------------------------
<大学院審査>研究実績や将来構想で選考 COEプログラム
毎日新聞ニュース速報
世界レベルの研究教育拠点を作るために、大学院博士課程の専攻科を分野ごとに20
ほど選んで資金を重点配分する「21世紀COEプログラム」の審査要項が29日、同
プログラム委員会(江崎玲於奈委員長)から公表された。大学からの申請を研究実績と
将来構想を中心に評価する。今後、文部科学省が申請要領を作成して大学に発送し、7
月末に申請を締切り、9月末には決定する。
今年度のCOEプログラムは、生命科学や化学・材料科学、情報・電気・電子、人文
科学、学際・複合・新領域の5分野で約20専攻を選び、年間1〜5億円を5年間配分
し、世界トップレベルの研究を育成する。
同委員会によると、大学は、研究の将来構想計画や研究目的のほか、研究論文やこれ
までの科学研究費補助金の獲得状況、教員の任期制や公募制の導入状況、大学院生の教
育状況などを申請。同プログラム委員会の委員が推薦する大学関係者を中心に、各分野
20人程度でつくる分野別の評価部会で審査する。
審査過程は非公開だが、選ばれなかった大学には理由を開示する。江崎委員長は「現
在の実績と将来構想の両方を重視して決めたい。応募することで、たとえ選ばれなくて
も大学の研究レベルが向上することに役立つと思う」と話している。 【澤圭一郎】
[2002-05-29-18:45]