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独行法反対首都圏ネットワーク

☆共同利用機関を4つに再編 高エネ研は単独で法人化
 [he-forum 4021] 共同通信05/29 
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共同利用機関を4つに再編 高エネ研は単独で法人化
共同通信ニュース速報

 国立天文台(東京都三鷹市)や国立民族学博物館(大阪府吹田市
)など「大学共同利用機関」と呼ばれる十三の国立研究機関(十六
研究所)を四つの「研究機構」に再編・統合して法人化する方向が
固まり、二十九日に開かれた科学技術・学術審議会の特別委員会に
報告された。
 大学共同利用機関所長懇談会の報告によると、予算規模が約三百
八十億円と最大の高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市、
二研究所)は単独で法人化。残りを「人間文化研究機構」「自然科
学研究機構」「複合領域研究機構」(いずれも仮称)に再編する。
 「人間文化」に統合されるのは国立民族学博物館のほか、国文学
研究資料館(東京都品川区)、国際日本文化研究センター(京都市
)、総合地球環境学研究所(同)、国立歴史民俗博物館(千葉県佐
倉市)。
 「自然科学」には、国立天文台と核融合科学研究所(岐阜県土岐
市)、岡崎国立共同研究機構(愛知県岡崎市)を構成する三つの研
究所が統合される。
 従来の学問領域を超えた研究所を目指す「複合領域」は国立遺伝
学研究所(静岡県三島市)と国立極地研究所(東京都板橋区)、統
計数理研究所(同港区)、国立情報学研究所(同千代田区)を統合
する。
 委員会では「生物学系の機関が自然科学と複合領域に分かれるな
ど、統合の理念が理解できない」という声も出たため、今後、理念
を詰めることになった。
 ある文部科学省関係者は「各機関が抱える事情に配慮した結果の
組み分け。現実的にはこの方向で進むしかない」と話している。
(了)
[2002-05-29-18:58]