☆第1回 国立大学法人化特別委員会(議事メモ)
.[he-forum 4000] 国立大学法人化特別委議事メモ
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国立大学協会
第1回 国立大学法人化特別委員会(議事メモ)
日 時 平成14年5月17日(金)14:30〜16:30
場 所 学士会分館6号室
出席者 長尾会長、石副会長、松尾副会長阿部(代理:久保旭川医科大学長)、
中村、鮎川、宮田、鈴木、磯野、梶山(代理:中野九州大学副学長)各委員
川村、宮島、小早川、森本、若杉、北村、長木各専門委員
長尾会長主宰のもとに開会。
議事に先立ち会長から、阿部委員(第1常置委員会委員長)の代理として出
席の久保旭川医科大学長、梶山委員の代理として出席の中野九州大学副学長の
紹介があった。
〔議 事〕
1 .委員長の指名について
会長から、石副会長(一橋大学長)に委員長をお願いしたい旨の指名があった。
2 .文部科学省の準備状況について
文部科学省高等教育局大学課 杉野大学改革推進室長から、法人化に向けて
の文部科学省における準備状況等について説明があった。
(1) 主な作業事項について
○ 関連法案は、来年の通常国会で審議願うことを想定して作業にかかってい
るが、国立学校設置法に書かれている大学以外の機関をどう扱うかの問題等も
あり、原案はまだ固まっていない。
○ 法人化された場合の税制問題もある。また、公立大学の法人化の動きも視
野におく必要がある。
(2) 準備のための当面の課題について
○ 移行準備に関しては、文部科学省として責任を持って対応するが、現在、
各大学、国大協、文部科学省との作業分担について整理中。各大学へ情報提供
の必要なものは、調査検討会議の最終報告に掲げられているものだけでも、給
与モデル、服務等の共通指針、中期目標・中期計画の参考例・作成指針等など
多数に上る。
○ 法人化への移行準備については、各大学に早急に情報提供する必要もあり、
各大学に対し早めにスケジュール、イメージを示せるよう準備中。どのような
要望があるかのアンケート調査を予定している。
3 .当面対応すべき課題について
文部科学省での準備状況等の説明を受け、国大協として当面対応すべき課題等
について検討を行った。
○ 国立大学法人法案は、最終報告に沿って、それ自身が完結した法律として
準備されるべきである。
○ 各大学で準備する必要のある事項、モデルが示される事項、裁量でできる
範囲等を早急に明確にする必要がある。
○ 国大協、文部科学省が分担する事項を早急に調整する必要がある。文部科
学省で案をまとめ、国大協と相談しつつ進めてはどうか。
4 .今後の検討体制等について
今後の体制を検討した結果、次のとおりとした。
○ 専門委員をメンバーとする「法制化対応等専門委員会」を設置し、文部科
学省と緊密に連絡をとり、問題点を整理する。(同専門委員会第1回会合を5
月24日に開催する。)
○ 国大協としての各大学へのアンケート調査を早急に実施する。
○ 第2回委員会を6月3日、第3回委員会を6月12日に開催する。