☆国立大施設管理、“民活”で効率化を…文科省提言
. [he-forum 3966] Yomiuri On-Line 05/18
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Yomiuri On-Line 2002年5月18日付
国立大施設管理、“民活”で効率化を…文科省提言
文部科学省は18日までに、2004年度の国立大法人化に向け、各大学の
施設管理に民間の発想や手法を取り入れるよう提言した報告書をまとめた。同
省の調査研究協力者会議で検討を重ねてきたもので、今月末に全国の国立大に
報告書を配布する。
法人化によって国立大の施設は国有財産から各大学の所有となる。全国の国
立大施設の延べ床面積は計約2300万平方メートルで、東京の霞が関ビル1
50棟分にも上る。報告書はこうした「膨大な既存の資産」を有効に活用する
ため、管理業務の外部委託や、民間資金を活用して公的施設を整備する「PF
I」導入など、徹底した効率化を求めている。具体的には、寄付金による施設
整備や民間ビルの借り入れのほか、民間からの経験者採用など、多様な手法を
提案している。
また、これまで施設管理が学部ごとに行われ、非効率だったとの反省を踏ま
え、学長がリーダーシップを発揮して総合的、長期的な視点で管理、運営して
いくことを提言。法人化後は、国が施設の管理状況を評価し、各大学への交付
金に反映させるシステムが必要だとしている。