☆山形大、来月にも結論 教員養成系再編「担当校」問題
[he-forum 3955] 河北新報05/17
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『河北新報』2002年5月17日付
山形大、来月にも結論 教員養成系再編「担当校」問題
宮城教育、山形、福島の国立3大学は16日、教員養成系大学・学部の再編
統合について話し合う連絡会議を仙台市内のホテルで開いた。3大学内で教員
の計画養成をする「担当校」について、福島大は断念する方針を説明。山形大
は「教育学部内で結論が出ていない」として、6月の次回会合までに決める方
針を示した。
会議には宮教大の横須賀薫学長、山形大の仙道富士郎学長、福島大の臼井嘉
一学長らが出席。担当校と、卒業に教員免許を必修としない一般校の役割につ
いて協議した。
記者会見した各学長によると、会合では、担当校は小学校教員などの計画養
成を担い、一般校は(1)学部に免許選択制を導入し、引き続き教員養成機能
は維持する(2)付属学校は教育研究の場として存続する―などを申し合わせ
た。
臼井福島大学長は、理工系学部を新設する事情などから担当校を断念した経
緯を説明し、「一般校としても、教員免許を取得できるコースをつくり、地域
のニーズに応えていきたい」と述べた。
連絡会議は今後、具体的に担当校、一般校を割り当てた形で具体的な議論に
入り、7月にも再編統合の結論を出すという。