☆国立6単科大が連合を検討 北海道の広さが課題に
[he-forum 3942] (共同通信05/14.
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国立6単科大が連合を検討 北海道の広さが課題に
共同通信ニュース速報
北海道にある北見工大、旭川医大、室蘭工大など国立六校の単科
大学は、キャンパスが広範囲に分散している米国カリフォルニア大
をモデルに、連携して新学問領域の開拓を目指す「北海道連合大学
」構想の検討を始めた。
「工学と医学の連携で、情報通信技術を生かした遠隔医療の研究
ができる」(室蘭工大の田頭博昭学長)など研究面での利点がある
が、最も離れている北見工大と室蘭工大との間はJRで約七時間半
もかかる。「学生の日常的な行き来はまず不可能」(関係者)で、
北海道の広さが連携の大きな課題になっている。
国立大の再編統合は、同じ県の総合大と教員養成系や医学系など
の単科大の組み合わせが多い。六大学は昨年十二月から副学長懇談
会で議論を進め、三月末からカリフォルニア大に調査団を派遣した
。
その結果「独立性を持つ各校を総長が束ねる仕組みが参考になっ
た」とカリフォルニア大方式を評価する一方で、「バークリー校や
ロサンゼルス校は単独でも一流の大学で、(北海道の場合は)事情
が違う」という見方も出ている。
小樽商科大の山本真樹夫副学長は「単独か連合かの器だけの問題
でなく、重要なのは各大学の特徴をどう生かすかだ」と話す。
(了)
[2002-05-14-15:30]