☆教員養成系学部再編「山形大を担当校に」 山形県知事
.[he-forum 3940] 河北新報05/14
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『河北新報』2002年5月14日付
教員養成系学部再編「山形大を担当校に」 山形県知事
山形・宮城教育・福島の国立3大学の教員養成系大学・学部の再編統合問題
で、教員の計画養成を担う「担当校」が宮教大1校となる可能性が高くなって
いることについて、山形県の高橋和雄知事は13日、定例記者会見で「これま
でレベルの高い教員を養成してきた山形大を担当校にすべきだ。統合するにし
ても、山形大に再編した方が東北3県のためになる」と語り、宮教大が担当校
になることに反対の意向を示した。
さらに、高橋知事は「義務教育は、内容に関して地域に根ざした教育を実践
することが不可欠」として、小中学校を担当する教員の養成は基本的に山形大
で行うことが望ましいとの考えを示した。
県議の調査活動を支援するため、公費から月額31万円支出されている政務
調査費が、支出の証明となる領収書などが添付されず、使用実態が不透明と言
われていることについては「政務調査費は漠然とした使い方ができる内容になっ
ている。できる限り詳細な内容を県民に分からせるよう、県議会でも議論して
ほしい」と述べた。
また、大石田町から上山市にかけて南北約60キロに走る「山形盆地断層帯」
が、マグニチュード(M)7.8の大地震を起こす可能性があるとの国の地震
調査委の評価結果については「阪神大震災(M7.2)レベルの対策を想定し
ていたが、今後、全県的に防災対策を見直していきたい」と語った。