☆高橋知事が山形大教育学部の存続を希望
[he-forum 3938] 山形新聞05/1
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『山形新聞』2002年5月14日付
高橋知事が山形大教育学部の存続を希望
文部科学省の方針を受け、南東北の3大学間で教員養成系大学・学部の再編
協議が急速に進展、山形大教育学部が岐路に立たされている問題で、高橋和雄
知事は13日の定例会見で「山形大教育学部はこれまで、教員養成に非常に大き
な貢献をしてきた。統合するのであれば、山形大にまとめていった方がいい」
と述べ、教員養成課程存続への強い願望を示した。
高橋知事は山形大教育学部について「これまで非常に高いレベルの教員を養
成してきた。山形県の義務教育が充実していると評価されてきたのは、教育学
部の内容が非常に良かったということが相当のウエートを占めている」と強調。
「(3大学の教員養成課程の)統合がぜひ必要だというのであれば、山形大に
まとめていった方が東北3県のためにはいい」と踏み込んだ。
一方で知事は「将来、教員の数が少なくなるためそれぞれの大学で教員の資
格を取得する学部を置くことが不経済であれば、何とか考えていく必要がある」
と述べ、教員養成課程の大幅な再編・統合を目指す文科省の方針に一定の理解
を示した。
山形大と県はともに、3大学協議で教員養成課程を維持する「担当校」は1校
に絞り込まれる可能性が高いとの感触を得ている。3大学連絡会議の第3回会合
は16日、仙台市内で開かれる