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独行法反対首都圏ネットワーク

☆岩手、弘前、秋田大の3大学間で単位互換制度−−03年4月の導入予定
 
.[he-forum 3921] 毎日新聞岩手版05/09
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『毎日新聞』岩手版  2002年5月9日付

岩手、弘前、秋田大の3大学間で単位互換制度−−03年4月の導入予定


 ◇北東北国立3大学連携推進会議

 岩手大学(海妻矩彦学長)、弘前大学(遠藤正彦学長)、秋田大学(三浦亮
学長)の連携のあり方を検討している「北東北国立3大学連携推進会議」は2
2日の会合で、3大学間の単位互換制度の協定を結ぶ方針を固めた。当日正式
に調印し、03年4月からの導入を予定している。【手塚さや香】

 推進会議は00年8月に発足し、2カ月に1度会合を開催している。同年1
2月に単位互換制度を推進する「共通教育専門委員会」を設置し、検討を重ね
てきた。01年8月には、学生が他大学で取得した単位を30単位まで認める
「特別聴講生制度」を3大学間で推進していくことを合意していた。

 単位互換の具体的な方法については、22日に各大学の承諾を得た上で協議
するが、夏・冬季の長期休暇の集中講義のような形になるとみられる。文部科
学省によると、国立大学99校のうち、海外の大学と提携している岩手大を含
む93校(99年度時点)が他大学との単位互換制度を導入している。

 岩手大は01年12月、文部科学省が打ち出した「大学の構造改革の方針
(遠山プラン)」を受けて、3大学の統合を前提とした専門委員会の設置を提
案したが、大学間で温度差があり、まとまらなかった。今年1月、非公式の懇
談会を設置し、統合問題の是非も含めて検討することで合意した。これまでに
3回の会合を開き意見交換をしてきた。20日に盛岡で開かれる第4回懇談会
で意見集約を目指している。