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独行法反対首都圏ネットワーク

☆研究費配分に実績主義を導入 県立大
 
[he-forum 3904] 北日本新聞05/03.
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『北日本新聞』2002年5月3日付

 研究費配分に実績主義を導入 県立大 


 研究費獲得にも実績主義−。県立大(小杉町黒河、中島恭一学長)は本年度
から、これまで一律的に配分されていた教員の研究費を、大学への貢献度に応
じて割り当てる評価制度を導入する。全国的にも先進的な取り組みで、同大で
は「競争原理の導入で、研究の活性化につなげたい」としている。

 研究費の配当は従来、教授や助教授などの職階に応じて決められていた。新
制度では、一般研究費約一億五千万円のうち二千二百万円について、前年度に
実績を挙げた三十人の教員に重点的に配分する。公募で決めるものと合わせ研
究費全体の三割に競争原理が導入されることになる。

 評価の主なポイントは「教育」「研究」「社会貢献」「大学運営」の四点。
指導している学生の進路状況や研究発表、海外との学術交流のほか、生涯学習
講座といった地域活動も含めて約百項目について分析し、学長が総合的に判断
する。

 同大では「職階にとらわれず研究費が決まることで、若い学者の意欲向上に
もつながる」と話している。