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独行法反対首都圏ネットワーク

国の教育ローン利用 件数、金額とも大幅増
 
[he-forum 3891] 大分合同新聞05/01.
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『大分合同新聞』2002年5月1日付

国の教育ローン利用 件数、金額とも大幅増


 国民生活金融公庫大分、別府両支店は三十日、二〇〇一年度の教育ローンの
利用実績をまとめた。最近の雇用情勢や所得環境の悪化に伴い、家計に占める
教育費のウエートが高まっており、件数、金額ともに三年連続の増加となった。

 同金庫が取り扱っている「国の教育ローン」は、融資利率2・2%(〇二年
三月までは1・7%)。融資限度額は就学者一人当たり二百万円、期間は十年
以内など、利用しやすいことから、需要は堅調に推移している。

 融資実績をみると、件数は二千二百五十一件で、前年度比26・8%増、融
資金額も三十三億三千万円で、28・2%の増加。全国平均(件数8・1%増、
金額10・6%増)に比べ、大分県は三倍前後の大幅な伸びを示している。内
訳は入学資金が千五百八十二件で、二十五億四千三百万円、在学資金が六百六
十九件で、七億八千七百万円。

 学校別では大学が千七十九件(十七億二千百万円)で、全体の47・9%を
占め最多。以下(2)専修学校 五百二十九件(八億六百万円)(3)短大 二百五
十件(三億六千二百万円)(4)高校 百八十五件(一億三千六百万円)(5)その
他 二百八件(三億五百万円)―の順。

 一件当たりの平均融資額は百四十七万九千円で、前年度比1・1%増。全国
平均より十四万円高い。大分支店の渕山典昭業務課長は「大分県では在学資金
が大幅な伸び。〇一年度から他の学校での聴講や英会話教室の授業料など、補
助教育費が使途に追加されたことも需要拡大に影響しているのではないか」と
話している。