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独行法反対首都圏ネットワーク

高知大付属校園存廃問題 教員養成課程なくなっても「付属校園は残す」
 
[he-forum 3875] 毎日新聞高知版04/26.
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『毎日新聞』高知版  2002年4月26日付

高知大付属校園存廃問題 教員養成課程なくなっても「付属校園は残す」

 来年10月の高知大と高知医大の統合に伴う高知大の付属校園などの存廃問
題で、保護者らでつくる「高知大学に教育学部と付属学校園を残す会」(島田
幸代会長)は24日、高知市小津町の高知大付属中で説明会を開いた。大学側
は付属校園を残す姿勢を改めて示した。

 説明会には付属校園の保護者、教職員ら約100人が出席。刈谷三郎・教育
学部長、藤田尚文・同学部評議員らが説明に当たった。刈谷学部長は「文部科
学省の方針で近隣大学との統合がうたわれており、1県一つの教員養成学部の
原則が崩れつつある。再編のうねりの中、抵抗しがたいものもある」と現状を
報告したうえで、「付属校園は残したい。仮に教員養成課程がなくなっても、
隣県の大学の付属として残る場合もある」と理解を求めた。

 これに対し、保護者からは「何とか県内で教員を養成できるようにしてほし
い」「文部科学省の方針は、皆が営々とやってきたのをぶち壊すやり方だ」な
どの声が上がった。刈谷学部長は「高知大として、生き残りに向け活路を見い
だしたい。現在在籍している子弟については、卒業まで守られる」と話した。

 同大によると、文科省は教育学部の統合などについて、今年秋ごろにも結論
を出すという。