☆県の教員養成に関する懇談会を設立へ
[he-forum 3872] 山形新聞04/26.
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『山形新聞』2002年4月26日付
県の教員養成に関する懇談会を設立へ
教員養成大学・学部の再編・統合について、南東北3県の国立大間で学長協
議を続けている山形大は25日までに、地元の意見と要望を協議に反映させるた
め、高橋和雄知事ら県、県教委、山形市、同市教委のトップらで構成する「山
形県の教員養成に関する懇談会(仮称)」を設置する方針を決めた。5月17日
に初会合を開く予定。
山形大、宮城教育大、福島大による協議の行方は極めて不透明だが、今夏ま
でに一定の結論を出すスケジュールで3大学連絡会議が進行中。教育学部の問
題は地域に与える影響が大きく、拙速になることなく県と地元山形市の意向を
踏まえて対応すべきだ―との判断が働いた。
懇談会は高橋知事のほか、県教委の木村宰教育長、吉村和夫山形市長、同市
教委の相田良一教育長らによる構成を想定している。大学側からは仙道富士郎
学長のほか、鬼武一夫、沼沢誠両副学長、石島庸男教育学部長らが出席する見
通し。
初会合では、仙道学長が3大学連絡会議の協議経過を説明、意見を交換する。
高橋知事はこれまでに、県議会で「県民の期待に応えられるような再編が望ま
しい」などと答弁しており、山形大に教員の計画養成機能を残すよう強く求め
る場面もありそうだ。
懇談会の設置を発案した仙道学長は「教員養成課程の再編・統合は、ある意
味で避けられない。しかし、山形は熱心な教育県であり、個性をさらに伸ばさ
なくてはならず、初等・中等・高等教育を阻害することがあってはならない」
と話している。