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独行法反対首都圏ネットワーク

☆国立大法人化、国大協会長が「おおむね同意」と談話
 
[he-forum 3824] asahi.com 04/19.
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asahi.com 2002年4月19日付

国立大法人化、国大協会長が「おおむね同意」と談話
 

 国立大学協会(会長、長尾真・京都大学長)は19日、臨時総会を開き、3
月に文部科学省の調査検討会議が出した国立大学法人化の最終報告について、
長尾会長が「おおむね同意できる」とする会長談話を発表、賛成多数で承認し
た。地方大の学長からは反発する意見が出たが、国は来春にも法案を国会に提
出する。

 会長談話は「21世紀の国際的な競争環境下における国立大の進むべき方向
としておおむね同意できる。協会は最終報告の制度設計に沿って、法人化の準
備に入ることとしたい」などの内容だ。

 大学が原案を作成し文科相が定めることになった中期目標や、学内の機関で
選んで大臣が任命する学長選考方法を大学の自主性・自立性の発揮をねらいと
している趣旨からして妥当」と評価した。

 教職員の身分が「非公務員型」になったことについては、就業規則や職員の
異動など「早急に詰めなければならない諸課題も数多く存在する」と指摘した
ものの、「教員活動の自由度が高まるほか、多様な可能性が開かれる」とまと
めた。

 国立大の法人化については、地方大を中心に異論がくずぶる。総会でも、談
話の承認について「拙速だ。東大・京大を中心とした政策の中で動かしてほし
くない」(岩手大)、「報告から大学の自治は読み取れない」(滋賀大)など
と、反対意見が相次いだ。

 これに対し、調査検討会議の役員も務めた長尾会長は、法人化を進めないと、
国立大は立ち行かなくなることなどを説明。「法案づくりが進んでいて、時間
がない」として、挙手による承認を求めた。さらに法人化の指針作りなどをす
る「特別委員会」の設立も決めた。