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☆国際的な職業人養成狙う 新形態の大学院構想
 
[he-forum 3815]共同通信ニュース速報[2002-04-18
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国際的な職業人養成狙う 新形態の大学院構想

共同通信ニュース速報

 中教審が十八日提出した大学改革に関する中間報告には、専門的
な職業人養成のための「専門職大学院」(仮称)の制度創設や、そ
の一形態としての「法科大学院」の設置基準が盛り込まれた。専門
職大学院は、国際的にも社会の各分野でも通用する高度な職業能力
を持つ人材の養成を狙っている。
 専門職大学院の対象分野は、国家資格などの職業資格と関連した
分野や、社会的に人材養成が必要とされている分野。
 審議では経営管理、国際協力、公共政策、通訳、ジャーナリズム
などが挙がったが「将来的に多様なニーズが想定されるため、専攻
分野を限定しない」として、中間報告では具体的な記載は見送った
 文部科学省は二○○四年度の開設を目指し、修了者には「博士」
や「修士」とは異なる新たな学位を与えることにしている。
 司法制度改革の中で論議されている法科大学院も専門職大学院の
一つに位置づけた。少人数教育を基本とし、専任教員の二割以上を
弁護士ら実務家とする設置基準を盛り込んだ。標準修業年限を三年
、課程修了の要件を三年以上の在学とし、法学既修者は短縮ができ
るとした。
 また、大学の設置認可については基準を大幅に緩和し、教育研究
上、不可欠な事項に限定して設置を自由化する内容となっている。
 その場合、大学の教育研究活動のレベルが低下する恐れがあるこ
とから、第三者機関による大学評価制度を導入するとした。
 大都市の大学設置自由化には、委員の間から「地方大学が危機的
状況に陥る」などと異論も出ていた。
(了)
[2002-04-18-19:18]