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☆専門職大学院新設など柱、中教審が中間報告
 
.[he-forum 3813] (読売新聞04/18
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専門職大学院新設など柱、中教審が中間報告
読売新聞ニュース速報

 文部科学相の諮問機関、中央教育審議会(中教審、会長・鳥居泰彦慶応義塾学事顧
問)は18日、経営の実務家を養成する「ビジネス・スクール」などに道を開く「専
門職大学院」の新設を柱とする大学改革と、青少年の奉仕活動の推進策など4項目に
ついて中間報告をまとめ、遠山文部科学相に提出した。
 大学改革では、設置基準緩和と自律的なチェックの導入を求め、競争の活発化を促
した。中・高校のボランティア活動については、入試に活用するなどの具体策を盛り
込んだ。中教審は今夏までに答申をまとめる方針だ。
 中間報告によると、専門職大学院の創設は、経済や社会の高度化・複雑化に対応す
るため、経営学や国際会計などの専門分野で実務家を養成するのが狙いだ。司法制度
改革の1つとして提唱された法科大学院(ロー・スクール)構想が先行する中で、他
の分野でも高度な教育機関が必要だとして提案された。文部科学省は年内に大学改革
の関連法案を提出する見通しだ。
 青少年の奉仕活動については、<1>高校でボランティア活動を単位として認め、
認定方法のガイドラインを策定する<2>内申書で活動の有無を記述する欄を充実さ
せたり、論文試験のテーマとしたりして、高校・大学の入試に活用する――などの推
進策を提示し、社会全体で活動への「きっかけ」を作るよう求めた。
 具体的には、福祉施設での清掃や本の朗読、学校周辺での空き缶回収などの環境美
化のほか、幼稚園児やお年寄りとの交流会など幅広く例示。こうした活動を支援する
ため、学校や地域に対し、情報提供や指導者の育成などの工夫を求めている。

[2002-04-18-20:46]