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独行法反対首都圏ネットワーク

☆宮崎大学長への要望書
 
[he-forum 3702] 学長への要望書.
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宮崎大学教職員組合執行委員会の橋本修輔です。
本日、学長に下記の要望書を提出しました。
****学長への要望書****
                       2002年4月2日
宮崎大学長 藤原宏志 様
                      宮崎大学教職員組合
                       執行委員長 恵下 斂

 去る3月26日、文部科学省の「国立大学の独立行政法人化に関する調
査検討会議」は、「最終報告」を公表し、その中で、従来の国立大学制度
を一変する「国立大学法人」制度を提起しました。その制度設計は、独立
行政法人通則法をベースにしており、「『国立大学法人』は、実質、『独
立行政法人』である」と言っても過言ではありません。
 その「国立大学法人」制度では、運営組織や学長選考過程に多くの学外
者を登用することや、唐突に教職員の身分を非公務員型にしてしまうこと
等、とても看過できない問題をかかえています。
 教育と研究を使命とする大学の基本的理念である学問の自由、大学自治
の視点が全く欠けたものになっており、このまま、この「国立大学法人」
制度が強行されるならば、我が国の将来に禍根を残すことになることが危
惧されます。
 文部科学省は、調査検討会議の「最終報告」を文部科学省の方針と確定
し、3月下旬に地区別学長会議を、また、4月3日には全国立大学学長会
議を招集し、「国立大学法人制度」の説明を行い、国大協の賛同を得よう
としています。
 これまで、国大協は総会の場で、「通則法に基づく法人化は大学にはな
じまない」ことと「法人化の場合でも、公務員型がのぞましい」ことを主
張し続けてきました。
 4月19日に開催される国大協総会では、文部科学省の「国立大学法人」
の方針に対し、国大協として、これを毅然と拒否し、国民に大学人として
の良識を示していただきたいと考えます。
 国大協総会に出席される学長におかれましては、是非、下記の行動をと
っていただくよう、要請致します

         記
1. 学長としてどのような態度で総会に出席されるのか、総会前までに
  宮大教職員に説明すること。
2. 総会では、「国立大学法人」に反対の意思表示を行うこと。
                             以上。
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