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☆教員組織の「研究院」設置 金大運営諮問会議、大学改革案を提示
 
[he-forum 3680] 北國新聞03/28.
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『北國新聞』2002年3月28日付

 教員組織の「研究院」設置 金大運営諮問会議、大学改革案を提示


 金大運営諮問会議(石原多賀子会長)は二十七日、金沢市のKKRホテル金
沢で委員六人が出席して開かれ、林勇二郎学長が、大学院、学部とは別に、教
員組織の「研究院」設置を盛り込んだ大学改革案を示した。

 「研究院」は、人間社会研究院、自然科学研究院、医学系大学院研究院、研
究所研究院、センター研究院によって構成され、全教員がいずれかに所属する。

 教員が教育、研究、教育研究支援、診療などに専念できる体制を確立する狙
いである。

 林学長はまた、教育改革のコントロール・タワーとなる「大学教育開発・支
援センター」を学内に設置するため、文部科学省と折衝中であることも報告し
た。

 諮問内容は「国立大学法人化、教員養成、COEプログラム」「学内組織の
再編・統合」など三点。林学長によると、委員からは、法人化に向けて、産業
界との連携を強めるとともに、学生を県内に受け入れるための仕掛けが必要だ
との意見が出された。

 教員養成系大学・学部の統合やロースクール設置などを控え、教育界や法曹
界、医療界との意見交換を求める声もあった。

 会議後、会見した林学長は、教員養成系大学・学部の統合について、新年度
中に結論を出したいとの方針を示した。ロースクールについては、社会人受け
入れや弁護士らを教官として迎えることなども検討しており、設置場所の一案
として、市街地でのサテライトキャンパスが上がっていると述べた。