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☆富山大、富山医薬大、高岡短大の再編・統合 本格的協議開始に合意
 
[he-forum 3629] 毎日新聞富山版03/20
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『毎日新聞』富山版  2002年3月20日付

富山大、富山医薬大、高岡短大の再編・統合 本格的協議開始に合意

◇26日に調印式


 再編・統合に向けて話し合いを続けている富山大、富山医薬大、高岡短大の
県内国立3大学は19日、富山医薬大で開かれた学長懇談会で、本格的協議を
始めることに合意した。6月をめどに統合の基本案をまとめ、来年10月の新
大学発足を目標に話し合いを続ける。 【青山郁子】

 懇談会では、国立大学の独立行政法人化に向けて、富山大の滝沢弘、富山医
薬大の高久晃、高岡短大の蝋山昌一の各学長が、今年1月から基本的確認事項
について話し合いを重ねてきた。しかし、教員の任期制や評価に応じた管理運
営への参加などについての表現で意見の集約が難航、7回目の会合でようやく
合意に達した。

 この日まとまった基本的確認事項は(1)開かれた大学として、生命科学、
自然科学、人文社会科学を総合した特色ある教育、研究を行う(2)生命科学
を中心に関連分野を融合した国際水準の大学院の新設(3)従来の制度、慣習
にとらわれず評価を重んじる管理運営体制を確立――などを大筋としている。

 会合の後会見した3学長は、「本格的な協力体制がとれたことを喜んでいる」
(滝沢学長)「英知をもって新しい大学を作っていきたい」(高久学長)と、
とりあえず一つのハードルを越えたことを歓迎していたが、これらを実現する
具体策についての協議はこれから。新大学の学部構成、終身制や任期制の採用
など、大学ごとの意見には相違があり、「しんどいことがまだまだ控えている」
(蝋山学長)のが現状だ。

 合意書の調印式は26日に富山医薬大で行われる。