☆福大教育存続へ意見書可決 県会
[he-forum 3626] 福井新聞03/20.
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『福井新聞』2002年3月20日付
福大教育存続へ意見書可決 県会
県会は最終日の十九日、「福井大学教育地域科学部の存続を求める意見書」
を可決した。県会は文部科学省の国立大教員養成系大学・学部再編統合方針を
受けて出されていた同学部存続を求める請願を採択した上で意見書とし、国へ
存続を働き掛ける。
意見書では「教員養成系大学・学部の機能は地域振興や学校支援にも大きな
役割を担っている」と同学部の地元貢献を評価。国に対し「再編統合に当たっ
ては慎重な審議を尽くし、存続に努めるよう強く要望する」としている。
文部科学省は昨年十一月、少子化で教員採用数が減り、教員養成系の定員も
減少していることを受け、国立の教員養成系大学・学部を再編統合して現在の
半分以下とする方針をまとめた。隣接する二、三の大学・学部を一つに統合す
ることを想定。今夏にも「再編マップ」を提示するとみられている。
福井大は昨年十二月、栗田知事に対し同学部の必要性を訴え、存続への支援
を求めた。国へも「改革の名の下の愚策」(児嶋眞平・福井大学長)と、方針
反対の意思を伝えている。