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☆存在意義とあり方は「研究」より「教育」 三重短大学長 
.[he-forum 3591] 伊勢新聞03/14
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『伊勢新聞』2002年3月14日付

存在意義とあり方は「研究」より「教育」 三重短大学長 


 【津】三重短期大の雨宮照雄学長は十三日、津市議会で、「(同短大では)
教育分野を最重要課題として運営している」と話した。「優れた教育者は優れ
た研究者でもあり、本学では教育重視で運営し、厳選したテキスト(教科書)
や資料を学生に配布し、ディベート(討論)やフィールドワーク(実地調査)
も学科に取り入れ、論文表彰やゼミ卒論集など学生中心の大学を目指す」とい
う。

 同短大は授業の質の向上のため、評価制度を学内だけでなく、客観的意見を
取り入れるために部外者にも協力を求めている。

 雨宮学長は、教育重視の同短大の課題として、教員の充実と地域貢献、平成
十六年から始まる国公立大の独立法人化などを挙げた。

 教員充実は、学生との比率が全国の類似短大で、十三対一に対し、同短大で
は二〇・三対一と少ない。

 地域貢献では、学内研究成果の地域還元の必要性もあり、研究部門も不可欠。
地域密着型の運営が求められ、一方で限られた研究費を補うため、外部資金の
注入も視野に入れ対応するという。

 さらに、大学法人化に対応するため、県内各大で単位授業が取得できる単位
互換制度の導入を三重大などに働きかけていると話した。