☆島根大と鳥取大定員交換教員学部再編、教員養成は島大に集約
.[he-forum 3569] 島根日日新聞03/07
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『島根日日新聞』2002年3月7日付
島根大と鳥取大定員交換教員学部再編、教員養成は島大に集約
教員養成課程の再編問題を検討している島根大学と鳥取大学が六日、初めて
の協議会を開き、鳥取大教育地域科学部教員養成課程の入学定員七十人と、島
根大教育学部新課程の入学定員百人を交換することで合意した。今後、島根大
教育学部は教員養成課程のみの百七十人に減員、鳥取大教育地域科学部は、百
九十人に増員される。教員養成系の学部同士で、再編の合議に至ったのは全国
で初めて。
協議会には、島根大から吉川通彦学長、泉五郎教育学部長ら四人、鳥取大か
らは道上正規学長、永山正男教育地域科学部長ら四人が参加し、非公開で行わ
れた。
鳥取大教育地域科学部教員養成課程の入学定員七十人と、島根大教育学部新
課程の入学定員百人を交換することで、島根大教育学部は、現在の入学定員二
百人(教員養成百人、新課程百人)から、教員養成課程のみの百七十人になり、
山陰全域の教員養成担当大学を目指す。
一方、鳥取大教育地域科学部は、現在の入学定員百六十人(教員養成七十人、
新課程九十人)から、新課程のみの百九十人に増員。教員免許を取得しなけれ
ば卒業できない計画養成課程は、実質的になくなるが、教員免許を取りたい学
生は取得可能。将来、地域社会でNPO、NGO、ボランティアなど、広く教
育関係の分野で、活躍していける人材を養成する方向へ移行する。
両大学は、今後、それぞれの大学で構想の検討を進め、文部科学省とも協議
しながら、再編の早期策定に取り組むとしている。