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独行法反対首都圏ネットワーク

☆重大と和歌山大 教育学部の再編・統合協議へ
 
. [he-forum 3555] 伊勢新聞03/07
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『伊勢新聞』2002年3月7日付

三重大と和歌山大 教育学部の再編・統合協議へ / 第1回を今月中に
教員養成課程の機能強化など論議 

 
 【津】国立大学の再編・統合の動きに伴い、三重大は六日までに、和歌山大
と教育学部同士の再編・統合を含めた協議に入ることを決めた。今月中に、第
一回の具体的協議を開始、平成十四年度中に結論を出す。

 関係者などによると、三重大は昨年から、県境を接する六府県内の国公立大
との協議を模索。先月下旬、同規模の和歌山大と、協議開始を合意したという。
協議では、教員養成課程の機能強化を中心に、学部再編・統合について話し合
うという。

 三重大の教育学部は各学年、教員養成課程が百人、情報教育や生涯教育など
の新課程が百人。和歌山大の学部内課程と学生数は三重大と同数。学部数は三
重大が教育・人文・医学・工学・生物資源の五学部で、和歌山大学が教育・経
済・システム工学の三学部。

 文部科学省が昨年、少子化に伴い国公立大の教育学部の学生総数を今後数年
間で計一万人とする方針を示すなど、各大学に再編・統合を進めるように提案。
「大学側が今年秋ごろまでに、一定の再編案を国に示さない場合、(国から)
思いもよらない大学との抱き合わせを強要されかねない」(関係者)と言う。

 その中で三重大は昨年八月、構造改革の方針を策定する「大学改革会議」
(矢谷隆一学長ら計十四人で構成)を設置。下部組織に、他の大学の同学部と
再編・統合を視野に運営する“ワーキング・グループ”(七委員)を設けてい
た。

 ■三重大教育学部■藤堂津藩の藩校有造館の流れをくむ、三重大内で最も古
い学部。維新後、三重県師範有造学校となり、度会県師範学校などと合併し、
明治10年県師範学校となった。昭和18年県女子師範学校と合併し三重師範
学校に。昭和24年、県青年師範学校と合併し、現在に至る。