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独行法反対首都圏ネットワーク

☆ 宮大工学部教授会
. [he-forum 3542] 宮大工学部教授会
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宮崎大学の橋本です。
昨日、he-forum  3535で発信した続報です。
3月5日の教授会では、国大協臨時総会開催決議の議題(以下の資料参照)が
審議されました。
残念ながら、採択されませんでしたが、法人化問題で始めて
本音の議論がなされました。
会議では、国大協は臨時総会を開き、国立大学教職員と国民に
説明すべきであるとする賛成意見から、こんなことをすれば
宮大は一番につぶされるから反対だという反対意見まであり、
結局、学部長が、
 (1)採決はしない。
 (2)3月7日の評議員懇談会で本日の教授会状況を伝え、
    総会開催の方法等を模索する。
とまとめました。
以下に、教授会資料(教授会の場で訂正した改訂版)を示します。
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            2002年3月5日
宮崎大学工学部長 平野公孝 様
 宮崎大学工学部教授会規則第7条に則り、下記の議題を本日の教授会で審議し
ていた
だくよう、要請します。
                      橋本修輔、松井隆尚、菊地正憲

議題 決議:国立大学協会会長は、文部科学省調査検討会議の「最終報告
(案)」に
   ついて審議するため、「臨時総会」を開催すべきである。
                  2002年3月5日 宮崎大学工学部教
授会
趣旨
(1)1999年11月、有馬元文部大臣は、「公務員の身分を残したままで、
独立
   行政法人化が可能になったので、国立大学の独立行政法人化について検討
する
   ことになった。」と発言した。(週刊『エコニミスト』('99.11.30))
(2)2000年5月、文部省は、国立大学の独立行政法人化についての検討会
を設
   置することを表明し、同年7月、文部省内に「調査検討会議」が設置され
た。
(3)国立大学協会は、従前より、独立行政法人制度は大学にはなじまないこと
   主張してきた。
   200年6月の総会で、国大協として、「大学の意見を反映させるため
に、
   文部省の調査検討会議に参加する」ことを確認した。
(4)然るに、今回の調査検討会議の「最終報告(案)」で提示した「国立大学
法人
   (仮称)」は、特に、以下の2点で国大協の考え方から逸脱している。
   ・その制度設計は、本質的に「独立行政法人」になっている。
   ・教職員の身分は、「非公務員型」になっている。
(5)「最終報告(案)」は、3月26日に開催される「賢人会議」の審議後、
決定
   されるようである。
(6)従って、国大協は、緊急に「臨時総会」を開催し、国大協としての見解を
述べ、
   全国立大学教職員と国民に説明すべきである。
(7)工学部教授会の決議が、藤原学長を通じて、国大協臨時総会の開催が実現
する
   ことを期待する。
                                   以
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