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独行法反対首都圏ネットワーク

☆茨城・筑波両大学 工学系で単位互換 全学拡大へ協議継続
.[he-forum 3514] 茨城新聞02/19
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『茨城新聞』2002年2月19日付

茨城・筑波両大学 工学系で単位互換 全学拡大へ協議継続


 国立大学再編の流れが加速する中、茨城大(水戸市、宮田武雄学長)と筑波
大(つくば市、北原保雄学長)は工学部と第三学群との間で単位互換制度を導
入することで合意、両学長らが十八日、茨城大で単位互換協定と覚書に調印し
た。単位互換は四月から二年生以上の専門科目と専門基礎科目を対象にスター
トする。両大学は今後、同制度を全学に拡大する方向で引き続き協議する。

 単位互換をめぐっては、茨城大は昨年一月に宇都宮大、福島大との間で全学
規模で実施することで協定を締結、一九九六年度に開始している工学部と茨城
キリスト教大との単位互換と合わせ、四大学目となる。筑波大は特定の大学と
の単位互換協定は今回が初めて。

 両大学は昨年七月に単位互換に向けた協議を本格化。茨城大工学部が従来の
枠組みでの学科・科目編成である一方、筑波代が学群・学類制を採用して境界
領域型の科目設定をしていることから、「双方の学生にとって有意義な選択が
可能」(安久正紘茨城大工学部長)と判断、正式に茨城大側から呼び掛けて合
意に至った。

 単位互換が可能なのは一般教養科目を除く専門、専門基礎科目で現在、両大
学で履修可能科目の詳細を詰めている。学生は単位互換制度を活用して十―二
十単位程度が卒業単位として認定される見込みだ。

 調印式で、宮田学長は「大学は多様な学習機会を提供すべきで、それぞれの
特色を補完し合い、より充実した研究・学習体制をつくりたい」とあいさつ。
北原学長は「時代の流れもあり、今後は茨城大とさまざまな形で連携していか
ないといけない」と述べた