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☆宮教・山形・福島の3大学 来月から定期協議
.[he-forum 3513] 河北新報02/28
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『河北新報』2002年2月28日付

宮教・山形・福島の3大学 来月から定期協議


 国立の教員養成系大学・学部の再編、統合の動きの中で、宮城教育と福島、
山形の3大学は27日、仙台市内のホテルで会合を開き、教育学部の再編につ
いて協議する「3大学連絡会議」の設置を正式に決めた。学生定員の交換など
について協議するが、大学同士の統合に関しては検討項目に含めないという。
連絡会議の初会合を3月に開き、月1回ずつ開催する。


 この日の会合は、連絡会議設置のための準備会で、宮教大の横須賀薫学長、
福島大の臼井嘉一学長、山形大の仙道富士郎学長らが出席した。

 記者会見した各学長によると、連絡会議は学長、副学長、教育学部長、事務
局長らで構成する。主な検討項目は教員養成大学・学部の再編。教員養成課程
と、教員免許の取得を目的としない新課程(ゼロ免課程)の定員について、大
学間で交換が可能かどうかが具体的な協議内容になりそうだという。

 「固定した枠組みはつくらない」(横須賀学長)方針で、南東北3県以外の
大学が参加する可能性も示唆したが、現時点で連携が拡大するかどうかは分か
らないという。

 連絡会議の初会合は3月、山形大の主催で実施し、その後は各大学の持ち回
りで開く予定。また、専門的な検討課題がある場合は専門部会を設けることも
申し合わせた。

 3大学の学長は「両大学と連携し、教員養成に責任を持った大学を目指す」
(横須賀学長)「少子化の中で、いかに教員養成をレベルアップするかが課題
だ」(仙道学長)「教育学部の財産を生かすため課題を明確にしたい」(臼井
学長)とそれぞれ述べた。