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☆愛媛大運営諮問会議 中長期の展望示せず 
[he-forum 3482] 愛媛新聞02/22.
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『愛媛新聞』2002年2月22日付

愛媛大運営諮問会議 中長期の展望示せず 


 学外の有識者で構成する「愛媛大運営諮問会議」(議長・立川涼県環境創造
センター所長)の本年度最終会合が22日、松山市内のホテルであった。独立
行政法人化や再編・統合問題への対応策を中心に議論。会議後、会見した立川
議長は「国立大にとって大問題だが、極めて流動的で、走りながら考える状況」
と述べるにとどまり、鮎川恭三学長も「これから議論を始める」として中長期
の展望を示すには至らなかった。

 加戸守行知事ら委員6人と、同大関係者約25人が出席。全国で取り組みが
加速している再編・統合について、鮎川学長は「各大学の特色づくりが先決」
との従来見解を繰り返し、慎重姿勢を崩さなかった。さらに、四国の国立大学
長7人による私的懇談会「四国国立大学協議会」では、「統合に向けた議論は
行われていない」とも明かした。

 一方、文部官僚出身の加戸知事は「数の上でもすべての国立大がこのまま生
き残るのは難しい」との認識を語り、暗に改革を促す格好になったという。

 会議ではこのほか、愛媛大や松山大、松山東雲女子大など中予の7大学・短
大が4月から、外国人留学生のための日本語教育科目を共同で開講することが
報告された。