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独行法反対首都圏ネットワーク

☆教員養成の連携模索 宮教大・福島大・山形大
[he-forum 3480] 河北新報02/22.
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『河北新報』2002年2月22日付

教員養成の連携模索 宮教大・福島大・山形大


 国立の教員養成系大学・学部の再編、統合の動きの中で、宮城教育と福島、
山形の3大学は21日までに、学生定員の交換などを視野に入れて教員養成の
連携策を模索する「3大学連絡会議」を設置することを決めた。27日に仙台
市内で準備会を開く予定で、今後の協議内容や日程などについて確認する。

 3大学の学長らは1月24日、仙台市内で懇談会を持ち、「連絡会議」の設
置について、各大学の学内手続きを経た上で結論を出すことを確認。各大学の
教授会などは21日までに、連絡会議の設置を了承したという。 27日に仙
台市内のホテルで開かれる準備会には、3大学から学長または副学長、教育学
部長らが出席する予定。3月中に連絡会議を正式に発足させ、1回目の会合を
開くことを決めるという。

 これまでの協議で、「大学同士の統合問題はテーブルには乗せない」(関係
者)ことを申し合わせている。教員養成課程と、教員免許の取得を目的として
いない新課程(ゼロ免課程)の定員について、大学間で交換が可能かどうかが、
主な協議内容になりそうだ。

 文部科学省懇談会の最終報告は、各都道府県の教員養成系大学・学部を再編、
統合し、現在の半数以下とすることを打ち出しているが、宮城教育大と福島大
はこれまでに、教員の計画養成を堅持する方針を確認している。それぞれの思
惑の違いもあり、3大学の連携の行方はまだ不透明だ。