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☆国立大法人化、一斉に  文科省会議最終報告案 教職員は非公務員
.[he-forum 3478] 東京新聞02/22
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『東京新聞』2002年2月22日付

国立大法人化、一斉に
文科省会議最終報告案 教職員は非公務員


 国立大学法人化の枠組みについて論議していた文部科学省の調査検討会議は
二十一日、すべての国立大学を一斉に法人化することなどを柱とする最終報告
案をまとめた。焦点となっていた教職員の身分については、非公務員型とする
ことで大筋で合意した。学長は学外の識者と法人の役員による「運営協議会」
と学内の代表による「評議会」の双方の代表で構成される委員会で選考。各大
学で広く行われている教職員による学長選挙については、法制上は位置づけな
いことにした。

 原案では、昨年九月の中間報告で触れていなかった法人化への移行方法につ
いて「すべての大学を同時に移行させる」と明記。これにより、法人化に反対
している地方の国立大学も含め、早ければ二〇〇四年度にも一斉に「国立大学
法人」となることが固まった。

 教職員の身分は(1)現行では学部長以上の管理職になれない外国人を学長な
どに登用できる(2)人事院の承認なしに営利企業や医療法人などと兼職できる
―などと指摘、「非公務員型とすることが適当」だとした。

 非公務員に移行することで教職員に不利益が出ないよう、退職手当や医療保
険・年金などを通算するための法的措置を講じたり、各法人の就業規則で解雇
理由を明確にすることも求めた。