☆「付属校園残す会」結成 高知大教育学部の存廃問題
. [he-forum 3454] 高知新聞02/19
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『高知新聞』2002年2月19日付
「付属校園残す会」結成 高知大教育学部の存廃問題
高知大学教育学部の存廃問題に絡み、付属の幼稚園、小・中・養護学校の合
同保護者会が十八日夜、高知市小津町の付属中学校で開かれ、「高知大学に教
育学部と付属校園を残す会」(島田幸代会長)を結成した。今後、存続に向け
た運動を展開するともに、大学側に存廃論議の情報の公開を促していく。
同大教育学部の存廃問題は、高知医大との統合協議の中で論議されており、
付属校園の行方も焦点の一つ。保護者らはこれまでに同学部と校園の存続に向
けた署名活動も展開してきた。存廃の結論は三月に出る予定だが、大学や付属
校園側は経緯や論議の内容を保護者側に正式に説明しておらず、不安や不信感
が高まっていた。
保護者会は校園側に詳しい説明を受けようと、保護者代表の呼び掛けで開催。
約三百五十人が出席し、各校園長が文部科学省の教員養成大学・学部の再編・
統合方針などを紹介。「教育学部や付属校園を廃止するかどうかはまだ決まっ
ていない」と説明した。
これに対し、保護者からは「廃止されたら子どもがかわいそう。何としても
残そう」「統合協議に臨んでいる学長や学部長が保護者にきちんと説明をすべ
きだ」などの意見が相次いだ。
その後、この問題に対応する保護者組織の結成が提案され、出席者が拍手で
了承。「―残す会」の発足を決め、島田会長が「決定していないという言葉を
信じて頑張りたい」と今後の活動への決意を述べた。