☆富山医薬大学長選2次選挙公示 再編統合が争点に
.[he-forum 3403] 北日本新聞02/08(2)
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『北日本新聞』2002年2月8日付(2)
富山医薬大学長選2次選挙公示 再編統合が争点に
任期満了に伴う富山医薬大学長選の二次選挙は七日公示され、元医学部長の
小野武年教授(63)=神経生理学=と高久晃現学長(68)=脳神経外科学
=(五十音順)の二人が立候補した。富山大、高岡短大との再編統合問題や独
立行政法人化への対応などが争点。公示に合わせて同大初の公開講演会が開か
れ、二人はそれぞれ「積極的な改革」「大学運営の継続性」を訴えた。十四日
に投票が行われる。
公開講演会は、候補者の大学運営についての考えを直接聞く機会をつくろう
と、学長候補者選考管理委員会が開いた。一人当たりの持ち時間を三十分とし、
候補者自身が二十分話した後、十分間で質疑応答を行った。
小野教授は「あらゆる改革に積極的に取り組みたい」とし、再編統合につい
て「将来も繁栄するため何をするべきか考え、制度設計をきちんとすることが
大切」と主張。独立法人化に向け「高度の経済観念と産官学の協力体制が必要
だ」と述べた。
高久現学長は「地味だが多方面にわたり改革してきた」と在任四年間を総括。
「再編統合にはスケールメリットがあり、第二病院を開設することも考えられ
る」と述べ「再編、独法化に向け継続性が重要。恐れずひるまず臨みたい」と
アピールした。
会場からは「メリットある再編統合にするためにはどうするべきか」「リー
ダーシップをどのように発揮していくのか」などの質問が出た。
二次選挙の有権者は学長、副学長と教授、助教授、講師、助手で七日現在、
三百五十四人。八日から十三日まで不在者投票があり、十四日午前八時半から
正午まで本選挙を行う。有効投票数の過半数を得た候補者が次期学長となる。
高久現学長の任期は三月末まで。次期学長の任期は四月一日から四年間で、
再選の場合は二年となる。