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独行法反対首都圏ネットワーク

☆具体的な論議開始へ/北東北の国立3大学
. [he-forum 3391] 秋田魁新報02/06 .-

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『秋田魁新報』2002年2月6日付

具体的な論議開始へ/北東北の国立3大学

 秋田、岩手、弘前の北東北国立3大学の学長、副学長、事務局長らで構成す
る連携推進会議が5日、盛岡市のメトロポリタンホテル盛岡で開かれ、3大学
の再編・統合について議論する懇談会を連携推進会議内に設置することを正式
に決めた。懇談会メンバーは各学長が推薦する教員3人の計9人が基本。今月
中にも初会合を開く。

 連携推進会議では、岩手大が懇談会の設置要項を提案。若干の修正を加えた
上で了承した。要項は設置目的を「3大学の再編・統合の可能性、メリット、
デメリットを検討する」とした。3学長は、18日までに委員を選任すること
を申し合わせた。

 会議後、岩手大の海妻矩彦学長は「いつまでも話し合うだけでは駄目。委員
は全国的な流れを念頭に置くことになる。ただし、統合ありきではなく、慌て
ず十分に議論したい」として、再編・統合の是非について結論を出す目標時期
は示さなかった。また、「教員養成系再編・統合の議論は急ぐ必要があるが、
それによって3大学全体の在り方がゆがんではいけない」と述べた。

 秋田大の三浦亮学長は「足し算以上の効果を生む方策を考えなければならな
い」と話し、今月1日に就任した弘前大の遠藤正彦学長は「3大学は学部構成
に重なりがあり、単純な統合では問題は解決しない。懇談会でも、どういう特
長を出せるか英知を結集してほしい」とした。

 再編・統合論議開始の提案は、昨年12月の連携推進会議で岩手大からなさ
れた。3学長は1月14日、議論の場として懇談会を発足させる方向で合意し
ていた。