トップへ戻る   東職HPへ戻る
独行法反対首都圏ネットワーク

☆新大改革委が私案・「上教大を統合」を主張
. [he-forum 3383] 新潟日報02/0.-

----------------------------------------------------------------

『新潟日報』2002年2月2日付

 新大改革委が私案・「上教大を統合」を主張  

 国立大学の教員養成系学部と単科大の再編・統合問題で、新潟大の大学改革
専門委員会のワーキンググループ案が1日、明らかになった。案は新大が上越
教育大を統合し、主に学部教育を新潟市五十嵐のキャンパスで、大学院教育を
現在の上教大のキャンパスで行うというもの。しかし、上教大も存続を主張し
ており、両大の協議は難航することが必至だ。

 報告書では「多様な人間関係を持ち、幅広い視野、信頼できる教員が望まれ
る」などとし、総合大学に統合する意義を強調する。組織が大きくなることで、
大学院で夜間・休日の現職教員の研修が容易となり、教養教育の幅広い科目選
択ができるなどの利点を挙げている。

 定員は学部・大学院の学生が737人。教員が317人で、その7割を教員
養成に充てる。

 長谷川彰学長は「改革の一つの案。今後さらに検討が必要」とし、両大の協
議に入るには一定期間がかかる見通しだ。

 こうした事情に加え、再編・統合の当事者である教育人間科学部の学部長選
挙が2月に控えていることもあり、両大の協議は場合によって、3月か4月以
降にずれ込む可能性もある。

 一方、上教大は、新大との統合問題に関し協議に入りたい意向を明らかにし
ている。しかし、同大は「北信越地区のハブ大学院を目指す」として統合校の
中心的な役割を望んでおり、両大の考えは真っ向からぶつかっている。