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「自然科学 教員養成も視野に」 再編統合の滋賀大が発表
[he-forum 3369] 京都新聞02/01.
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『京都新聞』2002年2月1日付
「自然科学 教員養成も視野に」 再編統合の滋賀大が発表
滋賀大の運営諮問会議が三十一日、彦根キャンパス(滋賀県彦根市馬場一丁
目)で開かれ、統合協議を進めている滋賀医科大に加え、近隣の自然科学系大
学と教員養成系大学とも、再編統合を視野に入れた意見交換を行っていること
が、会議終了後の宮本憲一学長の記者会見で明らかにされた。
会議は有識者からの意見を大学運営に生かすために開催。今回は委員七人が
出席し、西島安則京都市立芸術大学長が議長代行を務め、文部科学省が進める
国立大の再編統合を議題に、非公開で行った。
宮本学長によると、会議では大学側が「他大学に門戸を広げるために滋賀医
科大との調印を延ばしている。県域を超えた大学との再編統合を追求したい」
と説明。委員からは「再編統合の理念から議論すべき」「学際的な分野を広げ
てほしい」などの声が上がったが、反対意見はなかったという。
滋賀大は昨年十一月上旬、滋賀医科大との統合について骨格を固めている。
しかし、同月下旬に文部科学省の懇談会が教員養成系大学・学部の再編統合を
打ち出し、さらに、同省は県域を超えた再編統合も掲げているため、他大学を
含んだ再編統合の検討が必要となっている。
宮本学長は「(再編統合は)三校になるか、四校になるか、それ以上になる
のか分からない。数合わせではなく、納得のいく形で進めたい」と話している。