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鹿大、串木野に“分校”  −4月から大学院、自治体職員ら対象
. [he-forum 3344] 南日本新聞01/29 .-

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『南日本新聞』2002年1月29日付

鹿大、串木野に“分校”
  −4月から大学院、自治体職員ら対象
 
 鹿児島大学大学院の人文社会科学研究科は、4月から串木野市中央公民館で
サテライト教室を開設する。28日、串木野市役所で、辰村吉康同研究科長と
冨永茂穂同市長が概要を発表した。

 教室は毎週水曜日夜に開講。主に自治体職員を対象に、より高度な専門知識
を持つ社会人育成を目指す。前期は山田誠教授(地域計画)が担当。講義も地
方分権一括法や行政評価など、実務に近い内容となっている。

 全国的には都市圏に大学院を設置するケースは多いが、人口減少が進む地方
での試みはまれ。鹿大側は「過疎や高齢化、市町村合併など、地方には課題が
山積している。地域活性化のカギは、直面する課題を解決できる人材育成」
(辰村研究科長)として、今回の開設に踏み切った。

 冨永市長は「急速に改革が進むなか、行政職員は高い知識が求められる。身
近に学習の場ができることはメリットが大きい」と歓迎している。

 大学が入学を認めれば科目履修生として受講でき、単位取得も可能。出願資
格は大学卒業、または学士の学位を得ていること。研究計画書などの書類審査
がある。

 受け付けは前期2月26−28日。10月開講の後期は8月28−30日。
検定料9800円、入学料2万8200円、授業料は2万7600円(2単
位)。問い合わせは同大法文学部学生係=099(285)7525。