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☆国立大、6割が統合検討・少子化で生き残り模索 
. [he-forum 3274] 日本経済新聞01/25.-

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『日本経済新聞』2002年1月25日付

国立大、6割が統合検討・少子化で生き残り模索

 文部科学省は24日、全国の99国立大、2国立短大の再編、統合に向けた検討
状況を公表した。各大学の報告によると、計37校が他大学との統合を決めたり、
具体的な協議に入っている。そこまでは進展していないが再編統合を視野に他
大学と折衝を始めた大学を含めると、全体の6割強に達しており、少子化が進
む中で、生き残りを模索する国立大学の実態が浮かび上がる。

 今回の調査は、大学の大幅な削減を目指す文科省の「構造改革の方針」に対
する今月までの取り組みを、各大学が報告した。文科省は2002度中に具体的な
再編計画を策定する予定で、準備の整った大学から統合を急ぐ。

 報告で明らかになった統合の動きは、同じ県内の総合大学と、医科大など単
科大という組み合わせが中心。ただ(1)弘前、秋田、岩手の北東北3大学が連
携、統合の可能性を検討中(2)群馬大と埼玉大も学長懇談会を設置――など、
総合大学同士も県境を越えた統合への協議を始めている。岐阜大は、公立大学
との統合を模索。市立岐阜薬科大との間で近く事務レベルの協議を開始する。