☆3分の1は法学部以外から 東大の法科大学院構想
[he-forum 3269] 共同通信01/24(2).
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共同通信ニュース 2002年1月24日付(2)
3分の1は法学部以外から 東大の法科大学院構想
東大は二○○四年四月開設予定の法科大学院について、定員を一学年三百人
とし、うち百人は法学部出身者以外を入学させる構想を二十四日、発表した。
法科大学院の在り方を審議している中教審の部会が、昨年末にまとめた設置
基準の骨子は「法学部以外の出身者や社会人などを一定割合以上入学させる」
としている。
東大はこれを踏まえ、法学の知識だけに偏らず、幅広い教養を身につけた人
材を集めることを目指すという。法学部出身者は二年間学び、それ以外からの
人は三年間のコースとなる。
法科大学院の設置に伴って、大学院の修士課程を全面的に改組し、国際機関
の職員やジャーナリストなどを養成する「公共政策」、研究者を目指す人のた
めの「基礎法政」の二専攻も新たに設ける。
また「限られた教員数で質の高い教育を提供するため」として、法学部の定
員を現在の一学年五百九十人から、四百人に縮小することも明らかにした。
東大は「十八歳人口の減少から考えても、狭き門になるという批判は当たら
ない」としている。