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独行法反対首都圏ネットワーク

☆提言踏まえた新大学を 有識者改革懇小委 
.[he-forum 3265] 北日本新聞01/24
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『北日本新聞』2002年1月24日付

◆ 提言踏まえた新大学を 有識者改革懇小委 

 県内国立三大学の再編統合問題について県内各界の有識者が提言する「国立
大学の改革等に関する懇談会」(南日康夫会長)の小委員会は二十三日、富山
市の富山第一ホテルで初会合を開いた。各大学の幹部から検討状況を聞き、懇
談会が昨年十一月に各大学に提出した中間提言の趣旨が新大学づくりに向けた
協議に具体的に反映されているかを調査、検討した。

 小委員会は産学官など各界の有識者二十八人でつくる懇談会の内部組織で、
大学の検討状況が日々動く中、新大学の構想が固まる前に臨機応変に会合を開
き、各大学と情報交換できるよう小人数で構成。金岡祐一富山国際学園理事長、
山下節子前県女性財団専務理事ら懇談会メンバーを中心に、七人が委員を務め
る。

 大学側から、塩沢和章富山大副学長、本田たかし富山医薬大副学長、水島和
夫高岡短大副学長が出席。金岡氏を委員長に選んだ後、三人の副学長が再編統
合の検討状況を説明した。委員からは「中間提言の趣旨内容を十分に踏まえた
検討を」「小異にこだわらず、三大学の合意に向け進んでほしい」「グローバ
ルだけを求めるのではなく、地域貢献という視点も持ってほしい」など、活発
に意見が出された。

 懇談会は、県内の国立大学の再編統合論議に県民の考えも反映してもらおう
と、県が昨年十一月に発足させた。同月下旬にまとめ、三大学と文部科学省に
提出した中間提言は新大学の基本理念に「交流と貢献」を掲げ、「地域に根ざ
し、環日本海を指向する知的センター」として地域や世界に貢献する大学にな
ることなどを求めている。

 小委員会は今後、大学の検討の進ちょく状況に応じて開く。