☆生き残りへ学内改革」−弘前大学新学長・遠藤正彦教授
.[he-forum 3109] 毎日新聞青森版12/20
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『毎日新聞』青森版 2001年12月20日付
「生き残りへ学内改革」−弘前大学新学長・遠藤正彦教授
弘前大学の学長選挙で来年2月に第12代学長に就任することが決まった医
学部長の遠藤正彦教授(65)が19日、大学で記者会見を開き、「弘大の生
き残りに向け学内の力を結集して進んでいきたい」と語った。
国立大学の再編を示した「遠山プラン」には反対の姿勢を示したが、「どう
対処するかを考えないと本学は取り残されていく。教育と研究の実績を積み上
げて他大学にない特徴を出し、地元から強烈に支持される大学になるよう努力
する必要がある」と改革に取り組む考えを明らかにした。
遠藤教授は医学部長として教員の任期制採用や国際フォーラムの開催などを
進めてきた。「医学部内では(大学間競争で)後れをとっていたとの共通認識、
共通の危機感があったが、大学全体では考え方がバラバラ。各種大学ランキン
グで弘前大がいい評価を受けていないにもかかわらず、そう認識していない先
生もいる。それをどうまとめるかが大きな問題」と学内の意識改革も重要と指
摘した。
遠藤教授は弘前大医学部卒業、東北大大学院医学研究科修了。81年から医
学部教授、96年から医学部長。専攻は生化学、糖鎖工学。【石川宏】