☆福島教育学部が「教員養成」に再転換
. [he-forum 3107] 福島民報12/20-
---------------------------------------------------------------
『福島民報』2001年12月20日付
福島教育学部が「教員養成」に再転換
文部科学省の懇談会が国立教員養成系大学・学部の再編・統合を打ち出した
ことを受け、福島大教育学部は19日までに、教員免許取得が目的の従来の計
画養成を全学再編案に組み込む方針を決めた。
全国的に教員採用枠が少なくなり同学部は今年4月、従来の計画養成を転換
し、教員免許の取得を卒業要件としないことを決めた。
しかし、懇談会の最終報告では、教員免許の取得が目的でない課程(ゼロ免
課程)は他学部に組み入れるとしている。教員養成課程がなくなれば、付属校
の存続にも影響が出る。
このため同学部は計画養成に再転換し、全学再編案で教養学部的な位置付だっ
た「教育文化学類」を、幼稚園、小学校、中学校(社会、理科、技術を除く)、
養護学校の教員を養成する「教育学類」に変更。
定員については現在の教員養成課程の定員と同じ220人とする方向で、今
後、文部科学省と折衝する。
また、連携・統合を視野に入れ、隣県の宮城教育大、山形大とも協議する。
福島大の教員養成課程は東北では最も歴史が古く、規模も大きい。さらに、
教員採用率では全国でトップクラスの実績。同大はこれらの実績を強くアピー
ルし、統合・再編の受け皿の大学となる「担当校」を目指す。