☆存在価値ある教育機関に 県内大学の将来像討論
.[he-forum 3065] 高知新聞夕刊12/12 .-
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『高知新聞』2001年12月12日付夕刊
存在価値ある教育機関に 県内大学の将来像討論
全国的に大学の再編・統合議論が進む中、県大学教職員組合連絡協議会主催
のシンポジウム「遠山プランと高知県の高等教育」が十一日夜、高知市丸ノ内
二丁目の高知城ホールで開かれ、「大学は、県内で存在価値のある教育機関で
あるべきだ」などと大学の将来像を探った。
大学、高校の教職員ら約五十人が参加。青木宏治・高知大教授をコーディネー
ターに、神山正弘・同大副学長、成田十次郎・高知女子大学長、福田善乙・高
知短期大学長代理、武田豊・高知工業高校教諭がパネル討論した。
六月に文部科学省から出された「遠山プラン」に対して違和感を訴える声が
噴出。ただ、「大学が持っていた課題に対するメスだ」との意見も出て、「ど
んな大学づくりをするかが求められている」と福田氏。
そんな認識のもと、神山氏は「今までの大学は地域を忘れていたが、地域と
の連携を進めようとした結果、高知医大との統合に進んだ」と強調。成田氏も
「県内の大学でいろんなレベルの連携が必要」と提案した。
武田氏は高校側からの大学像を、「学生と教授の間に距離がある」と大学生
の声で紹介。「小中高大の連携も視野に入れれば、改革の糸口が見えるのでは」
と話した。