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独行法反対首都圏ネットワーク

☆宮大、宮医大統合問題で来月シンポジウム 
.[he-forum 3055] 宮崎日日新聞12/12-up12/13-
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『宮崎日日新聞』2001年12月12日付

 宮大、宮医大統合問題で来月シンポジウム


 二〇〇三年十月をめどに進められている宮崎大学と宮崎医科大学の統合問題
を考えようと、両大学の学生有志が来年一月九日夜、清武町文化会館でシンポ
ジウムを開く。国立大学の再編・統合についての議論が活発化する中、学生が
主体となって統合問題のシンポを企画・開催するのは、全国でも初めてという。

 文部科学省は今年六月、再編・統合を柱にした「大学(国立大学)の構造改
革の方針」を発表した。現在九十九ある国立大数を大幅に削減するとともに、
「国公私立大のトップ30」に資金を重点配分して「世界最高水準」に育成す
ることなどを打ち出した。

 シンポは、統合後を視野に入れ、「高等教育の在り方」「地方大学の存在意
義」「魅力ある大学づくり」について意見を交わす。

 準備を進める学生スタッフ(金中直輔・同シンポジウム企画長、二十人)は
冬休み前に、両大学の全学生約五千人にアンケートを実施。この中から学生の
問題意識を拾い出し、シンポのテーマ、論点に生かす。

 パネリストは両大学の学生六人程度を予定。シンポで上がった意見は提言と
してまとめ、来春をめどに同省などに提出する。金中企画長(24)=宮崎医
科大五年、清武町船引=は「学生の考えを反映させていかなければ、単なる会
議室の議論による統合に終わってしまう。教育を受ける立場から積極的に意見
を出し、学生、大学両者にとって望ましい統合につなげたい」と意欲をみせる。

 シンポジウムに参加できるのは両大学の学生、大学院生、卒業生。席に余裕
があれば、一般も傍聴できる。