☆高知大・医大統合協議会 教育学部存廃 結論越年へ
.[he-forum 3054] 高知新聞12/12-up12/13-
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『高知新聞』2001年12月12日付
高知大・医大統合協議会 教育学部存廃 結論越年へ
高知大(山本晋平学長)と高知医大(池田久男学長)の第四回統合協議会が
十一日、南国市岡豊町の同医大で開かれ、具体的な統合課題を検討している五
つの専門部会が中間報告を行った。注目の教育学部の存廃問題など新大学の学
部態勢づくりは、結論を来年に持ち越した。
会議は両大学の代表者二十人を中心に非公開で行われ、終了後、両学長が記
者会見した。
それによると、会議では管理運営、入試、学生教育・生活、教育・研究組織、
事務組織の各専門部会が十月からの協議内容を中間報告。統合後初の入試とな
る十六年度入試は、実施教科・科目を来年十二月の十五年度政府予算案決定後
にも公表する方針が示された。
また、新大学の目玉として、学際的な生命科学系の大学院(博士課程)の新
設を目指すことを報告。既存の学部や大学院とは別途に設ける「独立研究科型」
と、既存の大学院の中に全学部・修士課程対応の専攻をつくる「独立専攻型」
の二案が説明された。
最大の焦点である学部態勢について両大学は、文部科学省や全国の国立大の
動向を見極めながら具体化すべきと判断。記者会見で両学長は「年内にも協議
の進行状況を文部科学省に説明に出向き、その反応も考慮して協議を進めたい」
「教育学部の今後については県や教育委員会とも話し合いたい」と述べた。
次回の統合協議会は来年一月十六日の予定。