☆生き残り競争の時代に 学部・学科設置規制緩和で
.[he-forum 3053]共同通信ニュース速報12月12日ーup12./12-
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生き残り競争の時代に 学部・学科設置規制緩和で
共同通信ニュース速報
政府の総合規制改革会議の答申に十一日、大学・学部の設置規制
の緩和が盛り込まれたことについて、大学や予備校関係者は「大学
の生き残り競争が激化する」と厳しく受け止めた。
十八歳人口の減少で大学は「冬の時代」を迎え、私大の中には定
員割れの大学も出始めている。大手予備校代々木ゼミナールの坂口
幸世進学情報・指導部長は「規制緩和で弱肉強食時代が来る」と予
想する。
同部長は「新設の大学や地方の単科大は、大都市の有名大に学生
を奪われ、廃校に追い込まれる事態もあり得る」とみる。
開設から数年を経た今春、定員割れぎりぎりで踏みとどまった埼
玉県の私立大の事務局長は「相当努力しないと厳しい」と話す。
「規制緩和が急激に進めば、人気取りで安易に新学科をつくるな
ど、教育内容がいいかげんな大学も出るのではないか」と疑問を投
げかけた。
千葉県の私大関係者は「大学の特色を打ち出さないと生き残りが
難しい」と大学改革に強い決意を見せた。来年度から一部の学部の
学生募集を停止する事態に追い込まれており、危機感を隠さなかっ
た。
(了)
[2001-12-11-19:10]