☆大学の特色必要、根本的な改革求める
. [he-forum 3011] 四国新聞12/03ーうp13・5.-
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『四国新聞』2001年12月3日付
大学の特色必要、根本的な改革求める
香川大(近藤浩二学長)の教育・研究内容や将来構想について学外の意見を
聞く「大学運営諮問会議」(議長・末松安晴国立情報学研究所長)が三日、高
松市幸町の同大学本部で開かれた。香川医科大との統合や小泉内閣が進める国
立大の構造改革を視野に、今後の在り方について議論を交わした。
諮問会議は国立学校法の改正に伴い二〇〇〇年四月に設置。三度目となるこ
の日は、前回の会議で香川大が諮問した「今後の在り方」「大学間の連携・協
力」について、出席した六人の委員が考えを述べた。
委員は文部科学省が発表した大学数の削減方針などを踏まえ、「根本的な改
革が必要。旧態依然とした体質の踏襲は許されない」と指摘。社会ですぐに通
用する人材の育成やインターンシップの充実を求める意見が相次いだ。
全国の地方大で生き残りをかけた再編が議論されていることには、「あらゆ
る学部を置くのは難しい。大学の特色をアピールし、一つの研究に特化するこ
とも大切」と提言。香川大が十月に開設した希少糖研究センターを挙げ、「大
学のカラーを出すきっかけになる」と期待を寄せた。
次回は来年三月に開催。諮問会議の検討結果を近藤学長に答申する。