☆国立大学の教員養成学部統合を 文科省の懇談会が報告
. [he-forum 2934] NHKニュース11/22up11/23.-
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NHKニュース 2001年11月22日付
国立大学の教員養成学部統合を 文科省の懇談会が報告
いまの国立大学の教員養成学部は規模が小さすぎて十分な教育ができていな
いとして、文部科学省の懇談会は教員養成学部の多くを統合すべきだとする報
告をまとめました。
文部科学省は、これによって教員養成学部の数はいまの半分になるとみてい
ます。
この報告は、小中学校や大学の関係者でつくる懇談会がきょう提出したもの
です。
それによりますと、国立大学の教員養成学部は三分の二にあたる三十二の学
部で教員養成課程の入学定員が二百人以下となっていて、規模が小さいために
さまざまな専門を持つ教官をそろえることができず、十分な教育ができていな
いと指摘しています。
そして、指導力のある教員を養成するには学部の規模を大きくして教育の体
制を充実させる必要があるとして、規模の小さな教員養成学部の多くを地域ご
とに統合すべきだしています。
文部科学省は、これによって教員養成学部の数はいまの半分になるとみてい
て、来年度中に統合の具体的な進め方を決める方針です。
義務教育の教員は、戦前の旧師範学校以来、都道府県を単位に地元で養成で
きるシステムが続いてきました。
大学関係者などの中には現職の教員が再教育を受けたり教材を研究したりす
る場がなくなるなどとして、統合に反発する意見も根強くあります。