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独行法反対首都圏ネットワーク

大学は「学尊民卑」「身内人事」改めよ 産学官サミット 
. [he-forum 2919] asahi.com 11/19up11/20.-

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asahi.com 2001年11月19日付

大学は「学尊民卑」「身内人事」改めよ 産学官サミット

 官尊民卑ならぬ「学尊民卑」の気風がある。身内だけで固めた人事はよろし
くない。大学への厳しい注文が19日、初の「産学官連携サミット」で公表さ
れた提言に盛り込まれた。

 産学官の連携を強めようと、総合科学技術会議のプロジェクトチーム(座長、
佐々木元・NEC会長)がまとめた。

 いまの大学の問題点として▽人事に柔軟性がない▽企業との結びつきを問題
視し、民間からの要望に応じない「学尊民卑的な風潮」がある▽研究論文を重
視するが、特許取得などは評価されないなどと指摘した。

 改める方向として、一定の範囲で教員の兼業を認めることや、他大学出身の
教員を増やして「純血主義」をやめていくことを挙げた。国立大学を「非公務
員型」の独立行政法人に移行するよう早急な検討も求めた。

 一方、企業の側にも、自前の研究開発にこだわり、大学と協力する意欲が薄
いといった問題があると述べた。

 サミットは内閣府、経団連、日本学術会議が主催。尾身幸次・科学技術担当
相、今井敬・経団連会長をはじめ、大企業の首脳、大学学長らが出席した。