☆教員養成学部統合は慎重に 大学側から意見相次ぐ
. [he-forum 2895] NHKニュース11/15.-up11/16-
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NHKニュース 2001年11月15日付
教員養成学部統合は慎重に 大学側から意見相次ぐ
国立大学の教員養成学部の統合・再編について、きょう開かれた国立大学協
会と文部科学省の懇談会で、教員を目指す学生の負担が重くなるなどとして大
学側から慎重に行うよう求める意見が相次ぎました。
全国の国立大学の学長でつくる国立大学協会と文部科学省は、今後の大学改
革をめぐって、きょう懇談会を開きました。
このなかで文部科学省側は、スタッフも学生も少ないいまの教員養成学部の
規模を大きくして教員養成の体制を充実させるため、すべての都道府県に国立
大学の教員養成学部を置くというこれまでの原則を崩し、統合・再編を進める
考えを説明しました。
これに対して、学長側からは地元に教員養成の大学がないと学生の負担が重
くなるうえ、教員の再教育も難しくなるなどとして慎重に行うよう求める意見
が出されました。
また統合・再編にあたっては、大学教員の身分を保証するよう求める指摘も
ありました。
これについて文部科学省の工藤智規（クドウトモノリ）高等教育局長は「統
合・再編の過程で生まれる問題には文部科学省としても配慮するが、力のある
教員を求める社会の声にこたえるには、今の教員養成学部の体制では難しい」
として、改めて教員養成学部の統合・再編に理解を求めました。