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再編は数合わせではない 学長懇で文部科学次官
.[he-forum 2894] 共同通信11/15 .up11/16-

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共同通信ニュース 2001年11月15日付

再編は数合わせではない 学長懇で文部科学次官

 国立大学長懇談会が十五日、東京都内で開かれ、文部科学省は国立大の再編
統合について、学術研究のほか教育面や地域貢献なども重視し、各大学の特色
に応じて検討するよう各学長に求めた。  

 国立大学の数の削減を目指す文科省の大学改革には地方の大学を中心に反発
が強いことから、小野元之文部科学事務次官は「教育研究の充実を図るための
再編統合であり、決して数合わせではない」とあいさつ。二○○二年度中に国
の計画をまとめる意向を示し「それぞれの地域や教育研究の発展につながる再
編統合をお願いしたい」と強調した。                  

 大幅削減が見込まれる教員養成系大学・学部について滋賀大の宮本憲一学長
が「再編するには県域を越えなければならない。長い歴史と伝統があって地域
との連携が密であり、そう簡単にはいかない」と質問するなど、慎重な対処を
求める声が相次いだ。     

 これに対し、工藤智規高等教育局長は「地元密着型を主張されればされるほ
ど、旧師範学校のように県立大でお願いしましょうとなりかねない。広域型で
パワーアップしようというのが改革の骨子だ」と述べ、早期に再編統合を進め
る意向を繰り返した。